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腹膜播種性転移

細胞の表面に接着し増殖する癌

「腹膜播種性転移」は、胃癌の癌細胞が胃壁を掘り下げて浸潤していき、漿膜を越えて胃の表面からこぼれ落ち、腹壁や横隔膜、腸管・腸間膜の表面などに接着して増殖したものです。
種を播いたように広がるので、腹膜播種と呼ばれます。

手術操作中に癌細胞の混じった血液やリンパ液が腹腔内にこぼれ落ちて再発癌となるケースもあります。

腹膜播種性転移の初期症状

腹膜播種性転移では、腸管が外側から締め付けられて内腔が狭くなるため、食べ物が通りにくく食欲不振や、嘔気・嘔吐、腹痛、便通異常などの症状が表れます。
肝臓で作られる胆汁が腸管に流れなくなり、閉塞性黄疸となる場合もあります。

癌細胞が背中側に回り込むと、腎臓から膀胱への尿の通り道である尿管に影響し、水腎症を起こして腎不全に陥ることもあります。また、腹水が大量に溜まることで、腹部膨満感や緊張痛が起こりやすいです。

腹膜播種性転移の治療法

以前は胃癌の腹膜播種性転移には有効な治療法が確立されていなかったのですが、この腹膜播種に対する新しい抗がん剤治療が開発され、臨床試験が進められています。

これは腹腔内に抗がん剤を直接注入するという方法で、薬剤を注入するためのポートという器具を腹部皮下に植え込み、腹腔内にカテーテルを留置して、皮膚の上からポートに針を刺し、ここから点滴します。直接投与で抗がん剤が腹腔内に広がり、広域にわたって腹膜播種に効果を及ぼすことが可能になります。

東京大学での試験では1年生存率が78パーセントと高い成績となっています。
高度医療にも認定され、一部をのぞき保険診療として治療を受けられます。

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