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噴門側胃切除術

胃の半分を残せる術式

胃癌のおよそ8割は、胃の出口側である幽門部に発生します。しかし残りの1割から2割は、胃の入り口側である噴門部に発生します。

幽門部に発生した胃癌は、胃を7割から8割程度切除し、十二指腸と吻合することで、胃をある程度温存することが可能ですが、噴門側に発生した胃癌は幽門側と比較すると、手術が難しくなり、胃の全摘出術を実施することが一般的です。

しかし、胃を残したいという患者さんの強い希望がある場合、噴門側胃切除術という術式が実施されることがあります。大まかな目安としては、胃癌の病変部がごく小さいこと、切除する胃が全体の半分以下であることが条件といえるでしょう。

噴門側胃切除術について

胃癌に対する噴門側胃切除術は、胃の噴門側を3分の1ほど切除します。
癌はこれで取り除けるとしても、この術式では胃癌を切除するだけでなく、残った胃が機能するように、胃の機能の再建も同時に行う必要があります。
一般的には残った胃を、切除した胃の上にある食道と直接吻合する術式が行われますが、術後に発生しやすい問題があります。

術後に起こる胃酸の逆流は注意が必要

問題となるのは、残った胃から発生する胃酸です。胃酸は噴門部を切除してしまったために、食道に簡単に逆流してしまいます。逆流した胃酸は、胸やけなどの症状を引き起こすだけでなく、逆流性食道炎を発症する可能性もあります。

医療機関によっては、胃壁を胃と食道との吻合部の下部に縫い付け、胃酸の逆流を抑えている術式を採用しています。しかし、今のところ噴門側胃切除術は、標準的な術式が確立されているわけではありません。症例数が少ない術式ですので、慎重に医療機関を選ぶ必要があります。

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