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分子標的薬ハープセチンについて

癌細胞だけを破壊する薬剤

ハーセプチンは「分子標的治療薬」として、日本で最も早く製造販売が認可されました。
「分子標的治療薬」とは、癌細胞などの増殖に必要なたんぱく質などの分子を標的とし、癌細胞だけを狙って破壊する薬剤のことです。分子生物学によって解明された、最新の遺伝子情報を活用して開発されました。

従来の抗がん剤は、がん細胞だけでなく正常な細胞も損傷させてしまいますが、分子標的治療薬はがん細胞にのみ作用するので、抗がん剤にくらべて副作用が非常に少ないのがメリットです。

HER2と結合し癌細胞の増殖を抑制する

ハーセプチンが標的にするのは「HER2」というたんぱく質です。
癌細胞の表面にHER2が多く存在すれば、それだけ癌細胞が増殖しているということを意味し、さらに転移の危険も考えられます。ハーセプチンはこのHER2と結合することで、癌細胞の増殖を抑制します。

HER2が「陽性」の患者の場合、癌の増殖の進行が非常に早く、従来の抗がん剤では治療が困難でした。しかし分子標的薬ハープセチンを活用することで、癌細胞の増殖を抑制することができるようになったため、延命効果にも期待が持てるようになりました。

癌治療の常識を覆えした希望薬

日本では、転移性乳癌でHER2の過剰発現が認められた場合にのみ、適応が認められていましたが、2011年3月に「HER2過剰発現が確認された治癒切除不能な進行・再発胃癌」の治療薬として承認されました。

胃癌患者の20~25%がHER2を持つと推測されており、これまで進行・再発胃癌に効く抗がん剤はないと言われてきた癌治療の常識を覆す希望の薬として注目を集めています。

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